偽通販サイトで買ってしまったら?商品が届かない・カード情報を入力した時の対処法
🛡️ この記事について:「情報処理安全確保支援士」(IPA認定 国家資格)保有者が執筆・一次情報を確認しています。参照先は警察庁・IPA・消費者庁など公的情報を優先。 → 編集方針・運営者情報
⚡ 今すぐできること(困っている方はまずここを)
- お金や個人情報をこれ以上渡さない
- かかってきた電話はいったん切る(折り返さない)
- 家族または公的窓口にすぐ相談する

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ネットで安いのを見つけて買ったら……商品が全然届かない。もしかして偽サイト?

偽通販サイトかもしれません。まず「追加の支払いは絶対しない」を守りながら、注文画面・振込明細・メールを保存してください。支払い方法によって連絡先が違うので、カードなら今すぐカード会社へ、銀行振込なら振込元銀行(自分が振り込んだ銀行)へ連絡を。早いほど対応できる可能性が上がります。
⏱️ 30秒でわかる|まずこれだけ
(1)追加の支払いは絶対しない——「送料」「関税」「保証料」は追加詐欺の典型。(2)証拠を保存——URL・注文確認メール・支払い履歴・商品ページのスクショ。(3)支払い方法別に連絡——クレジットカード→今すぐカード会社へ/銀行振込→振込元銀行へ組戻し相談/スマホ決済→決済サービスへ。(4)個人情報を入れたなら、その後届く不審なメール・SMS・電話に注意。
SNSやネット広告で「激安」「在庫限り」の商品を見つけて購入したが、商品が届かない。問い合わせると定型文が返ってくるだけ。——それは偽通販サイト(詐欺サイト)の被害かもしれません。
この記事では、買ってしまった直後に最初にやることから、クレジットカード・銀行振込・スマホ決済・コンビニ払い・ギフトカードそれぞれの対処法、商品が届かない時の判断、相談先までを、順番に整理します。
「ネット詐欺に遭ったかもしれない」と思ったときの全体的な初動は、ネット詐欺に遭ったかも?最初にやることまとめもあわせてご覧ください。
この記事の結論
- 追加の支払いを絶対にしない(「送料」「関税」「保証料」は追加詐欺のサイン)
- URL・メール・注文番号・振込先・決済履歴を今すぐ保存する
- クレジットカードで払ったなら、今すぐカード会社に連絡して利用停止・チャージバック相談
- 銀行振込なら、振込元銀行に早急に連絡して「組戻し」を相談する
- 個人情報・カード情報を入力したなら、不審な連絡が来やすくなるので注意
- 一人で抱えずに、消費者ホットライン188・警察相談#9110に相談する
先に意味を押さえておくと読みやすい言葉です。
- チャージバック: クレジットカード会社に異議を申し立て、請求を取り消してもらう手続き。詐欺被害に使える場合がある(条件はカード会社による)。
- 組戻し: 銀行振込後に、振込元の銀行を通じて振込を取り消してもらう手続き。相手の同意が必要なため必ず成功するわけではなく、早期連絡が重要。
- 特定商取引法: 通販サイトに会社名・住所・電話番号・代表者名・返品条件などを表示することを義務づけた法律。表示がなければ違法の可能性が高い。
- 収納代行: コンビニ払いで、コンビニが業者に代わって代金を回収する仕組み。代金の処理が進むと返金が難しい場合がある。
🔍 偽通販サイトによくある8つのサイン
購入前に気づければ被害を防げます。次のサインが多いほど注意が必要です。
- 価格が極端に安い——本来数万円のブランド品が数千円、有名商品が90%引きなど。「在庫処分」「倉庫移転セール」で正当化するのが典型。
- 会社名・住所・電話番号が不自然——住所が実在しない、電話番号につながらない、会社名を検索しても出てこないケースが多い。
- 特定商取引法の表示がない、または不審——通販サイトは法律で「特商法に基づく表示」が義務。なければ違法の可能性。
- 日本語が不自然——機械翻訳のようなぎこちない表現、送り仮名の誤り、助詞の欠落など。
- 支払いが銀行振込のみ、または振込先が個人名義——カード決済・コンビニ払いに対応しない、振込先口座の名義が個人名(株式会社などでない)。
- 連絡先がフリーメール(gmail.com / yahoo.co.jp など)——ビジネスメールではなく無料メールアドレスしかない。
- URLが公式サイトに似ているだけ——「amaz0n-jp-sale.com」「rakuten-shop-official.net」など。正規ドメインに似せた偽サイト。
- SNS広告・激安まとめサイトからの流入——公式サイトへ直接アクセスしていない場合は、URLを必ず確認する。

1個当てはまったら偽サイト確定?

1個だけなら判断が難しい場合もあります。ただし、2個以上当てはまれば注意が必要、3個以上なら購入を止めるのが安全です。「安すぎる価格」+「銀行振込のみ」の組み合わせは特にリスクが高いです。
📋 買ってしまった直後にやること
「おかしい」と気づいたら、まず次の証拠を保存します。削除・消滅する前に残すことが大切です。
- サイトのURLをコピーしてメモアプリやメールに保存(サイトが閉鎖される前に)
- 注文確認メールを転送・スクリーンショットで保存
- 商品ページ・特商法表示のスクリーンショット
- 支払い履歴——カード明細・振込明細・決済サービスの履歴
- サイト運営者とのメール・チャットをすべて保存
- 振込先の口座情報(銀行名・口座番号・名義)
⚠️ 追加注文・追加支払いは絶対にしない
「荷物を受け取るには追加送料が必要です」「関税として〇〇円払ってください」「保証料を振り込んでください」——これらはすべて追加詐欺の典型手口です。最初の被害を広げないために、いかなる理由でも追加支払いはしないでください。
🔑 偽サイトでパスワードを入力・会員登録した場合
偽サイトで会員登録し、他のサービスと同じパスワードを使い回していた場合は、同じパスワードを使っているサービスのパスワードもすべて変更してください。特にメール・通販・決済・銀行系は優先的に変えましょう。メールアドレスと同じパスワードを使っていた場合は最優先です。
💳 支払い方法別の対処
対処の内容は支払い方法によって大きく変わります。自分の支払い方法を確認して、該当する手順を取ってください。
クレジットカードで払った場合
今すぐカード会社に電話する
- カード裏面または公式サイトの「紛失・盗難・不正利用」窓口に連絡
- 「詐欺被害の可能性がある取引についてチャージバックを申し立てたい」と伝える
- 必要に応じてカードの利用停止・再発行を依頼する
- 保存した注文確認メール・サイトURLを手元に用意しておく(調査に使う)
チャージバック(異議申し立て)は、カード会社が調査した上で補償される場合があります。補償の条件はカード会社や取引内容によって異なります。早めに連絡するほど対応しやすくなります。カード情報をサイトに入力しただけで実際の請求が来ていない場合も、念のためカード会社に報告し、不審な請求がないか明細を確認してください。
カード情報を偽サイトに入力してしまった場合の、利用停止・再発行・明細確認のくわしい手順は クレジットカード情報を入力してしまったら?不正利用を止める初動対応 にまとめています。
銀行振込で払った場合
振込元の銀行にすぐ連絡する
- 振込元(自分が使った)銀行の窓口または電話窓口に連絡
- 「詐欺被害の振込について組戻しを相談したい」と伝える
- 振込先の口座情報・振込日時・金額を伝える
- 合わせて警察への被害相談(#9110)も行う
組戻しは、振込先の同意が必要なため、必ず成功するわけではありません。ただし、早期に連絡することで振込先口座の凍結につながる場合があります。また「振り込め詐欺救済法」に基づき、凍結口座の残高から被害者への分配が行われる制度もありますが、手続きに時間がかかります。まず銀行へ、並行して警察へ相談してください。
スマホ決済(PayPay・楽天ペイ・d払いなど)で払った場合
利用した決済サービスのアプリまたは公式サイトのサポート窓口に連絡し、「不正利用の可能性がある取引」として申告します。合わせて、不正な取引がないか取引履歴を確認してください。
→ 詳しくは スマホ決済を不正利用されたら?PayPay・楽天ペイ・d払い・au PAYで最初にやること
コンビニ払い(収納代行)で払った場合
収納代行の場合、代金の処理が進んでいる可能性があり、返金が難しいケースがあります。ただし、次の情報を保存した上で消費者ホットライン188や警察へ相談することで、アドバイスを受けられます。
- 決済番号・払込票(レシート)を保存
- 収納代行の会社名(払込票に記載されていることが多い)を記録
- 消費者ホットライン188・都道府県の消費生活センターへ相談
ギフトカード(コンビニのプリペイドカード)で払った場合
番号を相手に伝えた段階で使われてしまうことが多く、回収は困難なケースが多いです。ただし、発行会社(Apple / Google / Amazon など)に早急に連絡することで、未使用残高を止められる場合があります。
- ギフトカードのレシート・カード番号を保存
- 発行会社の不正利用窓口に連絡
- 消費者ホットライン188・警察(#9110)へ相談
→ ギフトカードを買わされる詐欺の詳細は コンビニで電子マネーを買ってと言われたら?ギフトカード詐欺の対処法
📦 商品が届かない時の判断
購入後、次のサインが重なるほど偽サイトの可能性が高くなります。
- 発送予定日を大幅に過ぎても音沙汰がない——メールで問い合わせても定型文・自動返信しか来ない
- 追跡番号がない、またはトラッキングで「存在しない」と表示される——番号が本物のように見えても、実際には機能しないことがある
- 問い合わせると「通関中」「倉庫で確認中」が繰り返される——回答が具体的でない
- 突然「追加送料」「関税」「保証料」の要求が来る——これが来た時点で追加詐欺。絶対に払わない
追加の支払いが来たら、詐欺を強く疑うサイン
「荷物を受け取るために〇〇円払ってください」という連絡が来た場合、払っても商品は届きません。追加支払いは絶対にせず、カード会社・銀行・消費者ホットライン188に連絡してください。
偽物・粗悪品・注文と違う商品が届いた場合も、返金や返品について相談できる可能性があります。まずはサイト運営者に返品・返金を求め、応じない場合はカード会社・消費生活センターに相談してください。
📞 相談先
- 消費者ホットライン ☎ 188(消費生活センターにつながる)——返金交渉のアドバイス、事業者への対応方法の相談
- 警察相談 ☎ #9110——被害届・情報提供。事件性が高い場合は最寄りの警察署でも可
- 緊急時 ☎ 110——詐欺グループに会わされるなど身の危険がある場合
- 各カード会社・銀行・決済サービス——支払いの取り消し・調査の申し立てはここが窓口
- フィッシング対策協議会(偽サイトの情報提供フォーム)——偽サイトの拡散を防ぐための通報
相談は「証拠がそろってから」でなくてOKです。まず電話して、何を準備すればよいか聞くだけでも構いません。消費者ホットライン188は無料(通話料のみ)です。
❓ よくある質問
商品が届かないだけでも詐欺になりますか?
購入の意思がないのに代金を受け取る行為は詐欺罪に該当する可能性があります。商品が届かない、連絡が取れない、追加請求が来るなどの状況は、警察や消費生活センターへの相談対象になります。気になることがあれば警察相談(#9110)に状況を説明してみてください。
カード情報を入力しただけで、まだ請求は来ていません
すぐにカード会社に連絡し、その取引を報告してください。不審な請求が来ていなくても、カード番号が流出している可能性があります。カード会社の判断で、予防的にカードを止めてもらえる場合があります。
銀行振込したお金は戻ってきますか?
振込先口座の凍結・組戻しが成立すれば回収できる場合がありますが、必ず戻るとは限りません。早ければ早いほど可能性が上がるため、気づいたらすぐ振込元銀行に連絡してください。
個人情報(名前・住所・電話番号)を入力してしまいました
今後、入力した情報を使った「当選詐欺」「架空請求」「還付金詐欺」の電話・SMSが来る可能性があります。知らない番号からの電話やSMSには安易に応じないでください。不審なSMSのリンクは押さない(→ SMSのリンクを押してしまったら?スマホで最初に確認すること)。詐欺の手口に心当たりがあれば警察へ相談を(警察・公的機関を名乗る詐欺電話への対処法)。
偽物が届きました。返品・返金できますか?
まずサイト運営者に返品・返金を要求します(記録を残す)。応じない場合は、クレジットカードのチャージバック、または消費生活センター(188)への相談が次のステップです。税関に「偽ブランド品が届いた」として通報することもできます。
💡 まとめ:証拠を残して、支払い方法別に素早く動く
偽通販サイトの被害で最も大切なのは、「証拠を残して、早く動く」ことです。時間が経つほど対応が難しくなります。
- 追加支払いは絶対にしない(送料・関税・保証料は追加詐欺のサイン)
- URL・メール・振込明細・スクリーンショットを今すぐ保存する
- クレジットカード → カード会社に連絡・チャージバック申し立て
- 銀行振込 → 振込元銀行に組戻し相談、並行して警察へ
- スマホ決済 → 決済サービスのサポートへ連絡
- コンビニ払い・ギフトカード → 収納代行会社・発行会社へ連絡、188へ相談
- 一人で抱えず、消費者ホットライン188・警察相談#9110に相談する
📋 家族にそのまま送れる一言
ネットで買ったのに商品が届かなかったら、まず「追加のお金は払わない」を守って。クレジットカードで払ったならすぐカード会社に、銀行振込なら自分が振り込んだ銀行にすぐ電話して。証拠(注文メール・振込明細・サイトのURL)を保存しておくと、後の相談で役立つよ。困ったら消費者ホットライン188に電話すれば、何を次にすれば良いか教えてくれる。
⚠️ 注意: 本記事の情報は執筆時点のものです。カード会社・銀行の補償条件・手続きは各社によって異なります。緊急時は110番、相談は消費者ホットライン188・警察相談#9110をご利用ください。
💬 この記事が役に立ったら、家族や友だちにもシェアしてください。「追加支払いには応じない」を知っているだけで、被害の拡大を防げます。
参考・出典
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