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ロマンス詐欺(投資誘導型)の手口と見抜き方|マッチングアプリからの「豚の屠殺詐欺」

ロマンス詐欺・投資勧誘の手口
安全に生きたい編集部

🛡️ この記事について:「情報処理安全確保支援士」(IPA認定 国家資格)保有者が執筆・一次情報を確認しています。参照先は警察庁・金融庁・消費者庁など公的情報を優先。 → 編集方針・運営者情報

⚡ 今すぐできること

  1. その相手への送金・入金を今すぐ止める
  2. チャット履歴・振込明細を証拠として保存する(削除しない)
  3. 家族または警察(#9110)・消費者ホットライン(188)に相談する

📞 188(消費者ホットライン) / #9110(警察相談窓口)

マッチングアプリで知り合った人から「自分も使っている投資がある、一緒にやろう」と誘われました。

この記事はSNS型投資詐欺シリーズの一記事です。全体像はSNS型投資詐欺の完全ガイドもご覧ください。

⚠️ 30秒まとめ:ロマンス詐欺(投資誘導型)のしくみ

マッチングアプリ・SNSで出会い→信頼関係を数週間かけて構築→「私も使っている投資がある」と自然に誘導——
これが投資誘導型ロマンス詐欺(別名「豚の屠殺詐欺 / Pig Butchering」)の典型パターンです。
相手への感情移入が判断力を低下させます。「恋愛感情があるから大丈夫」は詐欺師が最も期待している心理です。

投資誘導型ロマンス詐欺は、恋愛感情を使って判断力を下げてから投資詐欺に誘導する手口です。英語圏では「Pig Butchering(豚の屠殺)」と呼ばれ、時間をかけて信頼を育ててから「屠殺」(大金を奪う)する様子が語源です。マッチングアプリ・Instagram・Facebook・Twitterなどで「偶然知り合った」ように見せながら、数週間にわたって毎日連絡を取り、感情的なつながりを作ってから投資へ誘導します。

ロマンス詐欺の段階別サイン

①接触期(1〜2週間)

「間違いメッセージ」「たまたまフォロー」などで接触。プロフィールは魅力的で、写真は実在しない人物や転用

②信頼構築期(2〜4週間)

毎日連絡。共通の趣味・家族の話・人生の悩みを共有し、感情的な絆を作る。直接会うことを避ける

③誘導期

「私も投資で生活が変わった」「あなたにも教えたい」と自然な流れで投資の話を持ち出す

④入金期

少額の「成功体験」の後、「今がチャンス」と大口入金を促す。出金拒否後も「愛している」と引き止める

「本物の恋愛かもしれない」と思ったときの確認方法

詐欺師は感情的なつながりを作ることのプロです。「騙されているわけがない」という確信自体が、詐欺の効果です。

  • ビデオ通話を求める——応じない・画面が乱れる・別人のような映像は偽物のサイン
  • 相手の名前・写真をGoogle画像検索する——別人の写真が見つかることがある
  • 誘われた投資先を金融庁登録業者リストで確認する
  • 家族や友人に相手のことを話してみる——第三者の目は冷静
  • 「会いに行く」と言ってみる——毎回理由をつけて断る場合は疑ってよい

被害に遭ったと気づいたら

ロマンス詐欺の被害者は「恥ずかしい」「信じたかった」という気持ちから相談を躊躇しがちです。しかし一人で抱え込むと被害が拡大するリスクがあります。必ず第三者に相談してください。

  • 送金・入金を今すぐ止める(「あなたを愛している、信じて」は詐欺の続き)
  • チャット履歴・振込記録・相手のプロフィールを証拠として保存
  • 振込元銀行に組戻し申請を相談(時間が勝負)
  • 警察(#9110)・消費者ホットライン(188)に被害相談
  • 初動の詳しい手順は詐欺被害の初動対応まとめ

よくある質問

Q. 直接会ったこともある相手でも詐欺の可能性はありますか?

まれに実際に会って信頼関係を作るケースも報告されていますが、稀です。ほとんどは「会うことを避け続ける」のが特徴です。

Q. 相手が「自分も騙された」と言っています。

詐欺師が同情を引いて追加の支払いをさせる口実として使うパターンです。または相手自身も被害者で、詐欺グループに利用されている可能性もあります。いずれの場合も、その人への送金は止めてください。


⚠️ 法律・倫理について

  • 被害者の個人情報(名前・写真)をSNSで無断公開することは名誉毀損等の対象になり得ます
  • 詐欺師への「報復」は逆効果になる可能性があります。公的窓口への相談を優先してください
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SNS型投資詐欺の全手口まとめ
ロマンス詐欺だけでなく全手口の概要はこちら。
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銀行への組戻し申請・警察相談の具体的な手順。

📊 警察庁統計(令和7年3月末)― ロマンス詐欺の実態

  • 最初の接触:マッチングアプリ 32.8%(最多)、SNS 54.3%
  • 投資名目:暗号資産 46.9%、FX・株 38.2%
  • 1件あたりの平均被害額:1,337万円(SNS型投資詐欺全体平均)
  • 親密期間の平均:初接触から送金まで平均3〜6週間
  • 2026年4月に「ロマンス詐欺」が特殊詐欺の正式類型として新区分

出典:警察庁「令和6年の特殊詐欺認知・検挙状況等について」

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