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サイバー

米司法省がLockBit開発者を起訴 – 最大級のランサムウェアグループに新たな一撃

ランサムウェアの巨悪、ついに法の裁きへ
ric.rip.ccc@gmail.com

こんにちは!

今回は、世界を震撼させてきた巨大ランサムウェアグループに対する、法執行機関の新たな一手についてお伝えします。

📌 重要ポイント

  • ランサムウェア「LockBit」の主要開発者を逮捕
  • イスラエルで身柄を確保、米国への身柄引渡しを検討中
  • 被害総額は数十億ドル規模

👤 逮捕された容疑者

逮捕されたのは、Rostislav Panev容疑者:

  • ロシアとイスラエルの二重国籍
  • 2019年のLockBit設立当初からの開発者
  • マルウェアコードの設計
  • グループのインフラ維持管理を担当

💰 LockBitの被害規模

グループによる被害は甚大:

  • 120カ国で2,500件以上の攻撃
  • 身代金総額5億ドル以上を獲得
  • 企業、病院、政府機関など幅広い標的
  • 被害総額は数十億ドル規模

🚓 国際捜査の進展

今年2月には大規模な取り締まり:

  • 英国国家犯罪対策庁(NCA)が主導
  • FBIと米司法省が協力
  • グループのインフラを押収
  • 攻撃能力を大幅に制限

🎯 他の主要メンバー

現在も追跡が続く容疑者:

  1. Dmitry Khoroshev
  • 通称「LockBitSupp」
  • グループの創設者・管理者
  • 懸賞金1000万ドル
  1. その他の逃亡中メンバー
  • Artur Sungatov
  • Ivan Kondratyev
  • Mikhail Matveev(ロシアでも起訴)

💬 当局のコメント

ニュージャージー地区連邦検事のPhilip Sellinger氏:
「Panevは長年にわたり、共犯者たちが世界中で数十億ドルの被害を引き起こすためのデジタル兵器を構築・維持してきました。しかし、これまでに特定・起訴された他の6人のLockBitメンバーと同様、Panevも永遠に匿名性を保ち、裁きを逃れることはできませんでした。」

🗣️ 容疑者側の主張

Panevの弁護士Sharon Nahari氏:

  • 容疑者は疑惑の計画を知らなかった
  • 関与も否定
  • 来月、イスラエルで身柄引渡しの審理予定

💭 この事件が示すもの

  1. サイバー犯罪への国際的な取り締まり強化
  • 国境を越えた協力体制
  • 高額懸賞金による情報収集
  1. ランサムウェアビジネスの危うさ
  • 開発者も訴追対象に
  • 匿名性は完全ではない
  1. 企業の対策の重要性
  • バックアップの必要性
  • セキュリティ投資の継続

📝 今後の展開

  1. 身柄引渡し審理の行方
  2. 残るメンバーの捜査進展
  3. グループのインフラ解体継続

サイバー犯罪者に対する「聖域なし」という姿勢を、各国の法執行機関が改めて示した形となりました。引き続き、事態の進展を注視していきたいと思います。

それでは、また次回の記事でお会いしましょう!


※この記事は2024年12月22日時点の情報に基づいています。最新の情報は公式発表をご確認ください。

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