窓の防犯対策完全ガイド!ガラス破りから家を守る効果的な方法
玄関のカギを閉めたけど、これで家は安全なのかな~
鍵を閉めることでかなりの良くなります。でも、家には弱点があります。ここも守れるようにしておきたいですね。
家の弱点はどこにありますか?この質問に多くの人は、「窓」と答える人が多いのではないでしょうか?
ガラスはその繊細さから、特に家庭の窓においては防犯上の弱点になりやすいポイントです。
人によっては、「うちは強化ガラスだから大丈夫」「窓は二重ガラスだから平気」と答える方もいるかもしれません。
確かに、現代の窓ガラスは強化されていたり、二重、三重になっているため簡単には破れなくなっていることが多いと思います。
しかし、鍵が開いていない場合、泥棒が狙うのは窓です。やはり、泥棒にとっては侵入しやすい場所ですね。
家は、私たちが快適に暮らせるように設計されていて、防犯対策を最優先に考えて作られているわけではありません。もし、完全に泥棒を防ぎたいと考えるなら、すべての窓に鉄格子を付けたり、そもそも窓を作らない要塞のような頑丈な家に住むことも考えられますが、そんな場所ではリラックスして過ごすことはできないですよね。
そのため、窓ガラスが弱点であると知りながらも窓ガラスを作り、防犯をしていく必要があります。今回は、特に窓ガラスに注目して、その脆さをどう補うか、具体的な対策について考えてみたいと思います。
侵入手口の統計データ
下記グラフは、警察庁が発表している最新のデータです。令和5年の侵入経路別のグラフです。
1位 | 2位 | 3位 | |
一戸建て住宅 | 無締り(46.3%) | ガラス破り(35.8%) | 合かぎ(2.6%) |
共同住宅(3階建て以下) | 無締り(49.9%) | ガラス破り(18.5%) | 合かぎ(13.5%) |
共同住宅(4階建て以上) | 無締り(41.6%) | 合かぎ(20.2%) | ガラス破り(10.2%) |
このグラフを見てみると、1位の「無締り」に次いで多いのが「ガラス破り」であり、特に一戸建て住宅では約35%と、実に3分の1がこの手口で侵入されています。
ガラス破り、つまり窓ガラスを破って入ってくる侵入方法ですね。
ガラスがついているのはいわゆる腰高窓だけでなく、縁側などにある掃き出し窓もありますね。
ちなみに、1位の「無締り」に対する対策については、別の記事で詳しく解説していますので、興味がある方はぜひご覧ください。
このデータからわかるように、「無締り」をしっかり防いだ場合でも、泥棒が窓から侵入する可能性は依然として高いと言えます。
やはり、窓ガラスは住宅の弱点となりやすい部分であり、特に一戸建てでは四方に窓があるため、侵入経路として狙われやすいようですね。
窓から侵入されないようにする
でも、窓って強度低いし、簡単に破られてしまうでしょ?防犯なんかできるの?
確かに防犯に完璧はありません。でも、防犯を行い泥棒に嫌がれて狙われにくい窓にすることはできますよ。
- 侵入するのに時間がかかるようにする
- 音や光等で泥棒の存在がわかるようにする
- 目で見て警戒しているように見せる
なるほど。こういう対策をして泥棒にあきらめるようにさせるんだね。
以下に、窓からの侵入を防ぐための具体的な方法をいくつか紹介しますね。
強化ガラスや防犯フィルムを使用する
まずは、これですね。窓ガラスの強度が低いのであれば、ガラス自体の強度を上げてしまうというのがこの方法です。
普通のガラスは比較的簡単に割られてしまうため、強化ガラスを採用すると防犯になります。泥棒もそのあたりは理解しているので、無理に強化ガラスを破って入ろうというチャレンジャーは少ないでしょう。
また、普通のガラスであっても、防犯フィルムを貼る事で、強化ガラスのように割れ辛く侵入されずらい窓にできます。防犯フィルムは、ガラスに貼るだけで割れにくくするため、費用対効果が高い対策といえますね。
補助錠を設置する
次はガラスではなく、窓枠のサッシを固定する補助錠についてです。
窓ガラス自体は壊されても、窓サッシ自体を固定して開かないようにしようとするのがこの方法です。泥棒は窓の鍵部分(クレセント錠等)の窓ガラスを小さく破壊することが多いです。そして、鍵を開けて窓を開けて侵入します。
そのため、窓サッシ部分に補助錠を設置すると、犯人が窓を壊して鍵を開けても、「あれ窓が開かない」っといった具合にサッシ部分を固定し、結果として窓が開かなくなるという事になります。このように、鍵を開けられたとしても、さらに別のロックで侵入を難しくするわけです。
窓の上部や下部に取り付けることで、窓を開ける動作自体を制限し、泥棒を撃退するわけです。補助錠自体は後付けで比較的安くつける事ができるのでとりあえずやってみるのはありですね。
セキュリティセンサーを活用する
センサーで音を出す方法だね。窓を揺らしたりしたら音がなればびっくりして逃げていくね。
泥棒は音を嫌います。そのため、窓にセキュリティセンサーを取り付けることで、窓が開けられた瞬間にアラームが鳴る仕組みを導入することができるというわけです。
これにより、泥棒が侵入を試みた際に大きな音で泥棒を撃退し、被害を防ぐことができるわけですね。
窓格子やシャッターの設置
窓自体を覆って封鎖してしまうのも一つですね。
窓に格子を取り付けたり、シャッターを設置することで、物理的に侵入を難しくします。格子は見た目に影響を与えることもありますが、かなり強い防犯になります。普段使っていない窓であればこのような方法もアリだと思います。
これらの防犯方法は組み合わせ可能なのがいいですね。ガラスを割りづらく、窓を開けやすく、さらには、開いたら音が鳴る。いい感じの防犯ではないでしょうか?
まとめ
以上、窓ガラスの防犯について見てきました。いかがだったでしょうか?
今回のポイントは以下のとおりですね。
- 泥棒の約35%がガラスを破って侵入してくる
- 窓自体に侵入されにくい仕組みを作る
- センサー等で音や光で泥棒を撃退する
もちろん、まずは窓の鍵をしっかりと閉めておくことが前提ですが、その上で、侵入されにくい対策を行うことで、泥棒に「この家には入りにくい」と感じさせる環境を作ることが大切です。
これだけやれば、かなりの確率で窓からの侵入される可能性を減らせると思います。