家のセキュリティ強化!泥棒の侵入経路と鍵のかけ忘れ防止策
僕の家って安全なのかな?急に心配になっちゃった~
家の安全は大切だよ。でも、泥棒がどこかは入るか知ってる?泥棒の侵入経路がわかっていれば安心できるかもしれないね。
普段何気なく過ごしていると、自宅の防犯について深く考えることはあまりないかもしれません。しかし、たった一度の油断が泥棒に狙われる原因になることもあります。あなたの家は、果たして安全でしょうか?
どこにでもある「普通の家」がターゲットになることが多い
まずは、このことをしっかり覚えておいておきましょう。
TVや映画等に出てくる大泥棒が狙うようなお金持ちが住む大豪邸は実際は狙われることはなく、泥棒が狙うのは普通の家、特に、防犯意識が低く、窓やドアが無締まりの家は、泥棒にとって絶好の標的です。
実際の警察のデータでもこれは数値に現れています。
この記事では、泥棒がどのようにして家に侵入するのか、その手口をデータに基づいて確認し、家をより安全に保つための対策を考えていきます。
泥棒の侵入手口に関する統計データ
泥棒の侵入手段については、毎年警察庁がデータを発表しています。
下のグラフは警察庁が令和5年に発表している侵入経路別のグラフです。見てみましょう。
1位 | 2位 | 3位 | |
一戸建て住宅 | 無締り(46.3%) | ガラス破り(35.8%) | 合かぎ(2.6%) |
共同住宅(3階建て以下) | 無締り(49.9%) | ガラス破り(18.5%) | 合かぎ(13.5%) |
共同住宅(4階建て以上) | 無締り(41.6%) | 合かぎ(20.2%) | ガラス破り(10.2%) |
このグラフは一戸建て住宅や共同住宅(3階建て以下、4階建て以上)ごとに分かれています。住んでいる形態によって、泥棒の入り方は若干異なるようです。
「無締り」がどのグラフでも一番多いよ~
どの形態で済んでいても「無締り」が圧倒的に多く、全体の4割以上を占め、侵入経路の1位となっています。続いて多いのは、ガラスを割って侵入する「ガラス破り」や、鍵を使った「合かぎ」侵入です。
4割以上の泥棒が無締りから侵入している。
裏を返せば、ドアや窓の鍵をしっかり閉めるだけで、約4割の泥棒の侵入を防ぐことができるといえませんか?
泥棒の中には、鍵がかかっていない家を狙う「無締り専門」の泥棒もいるらしいです。
ちなみに、2番目に多いガラス破りへの対策はこちらで書いていますので、興味があればご覧ください。
しかし、人や地域によって防犯意識はさまざまですよね。
最近は少なくなっていると思いますが、「うちでは、玄関の鍵を締めずに出かけるよ」とか「短時間だし鍵は大丈夫でしょ」など鍵を閉めるのが面倒だと感じたり、そうじゃなくても「急いでいて忘れちゃった」とか「急いで出てきたけどカギ閉めたっけ」等急いでいるときは締め忘れたり、締めたかどうかに頭を悩ませて時間を使ってしまう事がありますよね。
人間は忘れる生き物ですし、鍵のことで頭を悩ませたくない人もいるのではないのでしょうか?
では、どうすれば鍵をしっかり閉めることができるのでしょうか?次に、その対策について考えてみましょう。
鍵の閉め忘れ防止対策
ここでは、実際に無締り防止のテクニックを見ていきたいと思います。
心構えが一番大切だとは思いますが、面倒だと思う方は、道具に頼るのもありですね。
鍵を閉める習慣化
まずは、鍵を閉めることを毎日の習慣に組み込むことが大切です。出かける前や就寝前には、「鍵を閉める」ということを意識し、習慣化しましょう。
例えば、玄関のドアに「鍵を閉めましたか?」と書かれたステッカーを貼っておくと、忘れにくくなります。また、家族全員で「鍵を閉めたか確認する」習慣を作るといいかもしれません。
この習慣化することが一番大変なのですが、防犯意識を持つということは最大の防犯につながります。
これが重要なのはわかるだけど、一番難しいよね。
チェックリストの活用
また、意識を持つとともに有効なのが、チェックリストを活用することです。
玄関ドアや窓の鍵、裏口のドアなど、家の中でチェックすべき場所をリストにしておき、外出時や就寝するときに確認していきます。習慣化にもつながりやすいので最初はここからはじめるのも良いと思います。スマートフォンのメモアプリを使ってデジタルなチェックリストを作るのも便利だと思いますし、紙に書いて見えるところに貼っておくいいと思います。
こうした小さな工夫を積み重ねることで鍵の閉め忘れを減らし、泥棒の侵入リスクを大幅に下げることができます。毎日のちょっとした注意が、大きな安心につながります。
防犯グッズの活用
もし、防犯にばかり気を取られていては、かえって気持ちが落ち着かず、そんなことやってられないと思う人は、防犯グッズの活用するのもいいですね。
今は色々なグッズがあるので少し覗いてみる事もいいと思いますよ。
スマートロック
スマートロックは、玄関等に取り付けて、鍵を自動に閉めてくれるグッズです。開ける時はスマートフォンから開けたり、指紋やパスワードで開けるものもあります。スマートフォンと連動していて、鍵がかかっているか確認もできるものもあるようです。
これであれば、外出後に「鍵を閉めたか不安」という状況でも、スマートフォンで鍵の状態を確認し、遠隔で施錠することができて怖い物もなくなりますね。
スマートロックについては、こちらで詳しく見ていますので、参考にしてみてください。
SNSでも評判いいみたい。結構流行っているのかな?
鍵チェッカー
スマートロックより安価で気軽に導入できるのが、鍵チェッカーです。
これは、鍵の閉め忘れをチェックするためのシンプルなもので、鍵に取り付けたり、ドアや窓に設置するものもあるようです。
鍵だけでなく火の元なんかも確認できるものがあるので、忘れることが減りますね。
アナログですが、こういう方が安心するという方におすすめです。
鍵閉めセンサー
鍵閉めセンサーは、ドアや窓に取り付けることで、鍵が閉まっているかどうかを感知し、閉め忘れがあった場合に音で警告を発してくれるデバイスです。
閉め忘れだけでなく、衝撃を検知しアラームがなるものもあるようですね。スマートロックだけでは対応できない場所にちょうどいいかもしれません。
窓の施錠はこっちがイイみたい。他の防犯と組み合わせるといいのかな?
まとめ
以上、家の無締りの危険性についてみてきましたが、いかがだったでしょうか?
家の安全を守るためにまずは無締まりを無くしていきたいですね。
- 泥棒の4割以上が無締りから侵入する
- 意図的じゃなくても無締りは発生する
- 日々の施錠習慣が大切
- スマートロックなどに頼ると無締り防止に役立つ
一度鍵をかけ忘れたからと言って泥棒に入られるわけではありませんが、泥棒がいつ侵入を試みるかは予測できません。だからこそ、日々の生活の中で防犯意識を高め、確実に対策をしていきたいですね。